🧭全体地図📘文学史
KEY POINTS ⚡ 23 個 / やってはいけない形 83 件 / 通過チェック 16 章

要点23

時代の順に、覚える中身・混同しやすい形・通過チェックを並べてあります。試験前の総ざらいと、作品を読む前の位置確認に使ってください。 各章は 結論 → ⚡ 覚える中身 → やってはいけない形 → 通過チェック の順に並びます。 それぞれの下のリンクから、その要点が出てくる本文の節に戻れます。

導入 第1章 全体地図 — 文学史を何のために学ぶか

文学史は年表を覚える科目ではない。作品を読むための地図である。同じ一文でも、それが1660年に書かれたのか1860年に書かれたのかで、意味も効果もまったく変わる。文学史はその差を読み取るための道具にあたる。
⚡ 1

文学史を読むときの3つの軸

  • 1. ジャンル — 詩か、演劇か、小説か。それぞれ別の歴史を持っている。
  • 2. 読者 — 誰が、どこで、どうやってその作品に接したか。
  • 3. 何への反発か — 新しい運動は、たいてい直前の運動への反発として現れる。
本文で読む:3つの軸で読む ▶
⚡ 2

3通りの使い方

  • 通読する。第2章から順に読む。文学史の筋が通るのは、この読み方だけである。
  • 作品を読む前に引く。授業で扱う作品が決まったら、その作家の節だけを読む。位置が分かってから読むと、作品の狙いが見える。
  • 試験前に要点集を通す。16章の要点が1枚に集まっている。
本文で読む:この教材の使い方 ▶
✓ 通過チェック

第1章の通過チェック

  • 文学史が作品を読むために何を教えるかを、3つ言える
  • 共通の時代区分を、中世から現代まで順に言える
  • 文学史を読むときの3つの軸を言える
  • 主要な運動が「何への反発か」を4つ言える
  • 運動の名前について、やりがちな誤りを2つ言える
  • 小事典とこの教材の役割の違いを言える
本文で読む:この教材の使い方 ▶

通史 第2章 中世 — 武勲詩・宮廷恋愛・笑いの文学

中世の文学は、声に出して語られ、耳で聞かれた。作者名が伝わらない作品も多く、写本(しゃほん)ごとに本文が違う。「作者が書いた1つの決定版がある」という前提そのものが、まだ存在しない。
⚡ 3

武勲詩の形式

  • 10音節(おんせつ)の詩句が基本。第2章で扱うアレクサンドラン(12音節)はまだ主流ではない。
  • 同じ母音をそろえた行のまとまり(レス)で区切られる。押韻ではなく母音の反復による。
  • 同じ場面を少しずつ変えて繰り返す手法がある。耳で聞く文学だからこその技法である。
本文で読む:武勲詩 — 戦士の文学 ▶
✓ 通過チェック

第2章の通過チェック

  • 中世の文学が、書物ではなく声で伝わったことを説明できる
  • 『ロランの歌』の成立時期・題材・主題を言える
  • 宮廷風恋愛とは何かを説明でき、担い手の呼び名を2つ言える
  • クレチアン・ド・トロワの功績と代表作を2つ言える
  • 『薔薇物語』の前半と後半の違いを言える
  • 笑いの文学のジャンルを3つ言える
  • ヴィヨンが「近代的」とされる理由を言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第3章 16世紀 — ルネサンスと宗教改革

16世紀に、文学の条件が3つ同時に変わる。印刷術で本が複製できるようになり、イタリアから新しい文化が入り、宗教改革で信仰が分裂した。この3つが重なった結果、フランス語で書くこと自体が主張になる。
⚡ 4

1539年 ヴィレール=コトレの王令(おうれい)

  • 裁判と行政の文書をフランス語で書くことが定められた
  • それまではラテン語が使われていた。国家がフランス語を公式の言語として選んだことになる。
  • 文学の側でこれに呼応するのが、10年後のデュ・ベレーの宣言である。
本文で読む:3つの条件 ▶
⚡ 5

『擁護と顕揚』が主張したこと

  • フランス語はラテン語に劣らない。足りないのは言語ではなく、それで書かれた作品である。
  • 古代の作品を模倣することで、フランス語を豊かにできる。
  • 中世以来の形式を捨て、ソネット・オード・悲劇といった古代・イタリア由来の形式を取り入れる。
本文で読む:詩の革新 — プレイヤード派 ▶
✓ 通過チェック

第3章の通過チェック

  • 16世紀に文学の条件を変えた3つの出来事を言える
  • 1539年の王令が何を定めたかを言える
  • ラブレーの2作の刊行順と、作品の3つの特徴を言える
  • 『擁護と顕揚』の主張を3点言える
  • プレイヤード派の詩人を2人挙げ、代表作を言える
  • 『エセー』の3つの特徴と、それが宗教戦争の時代に書かれた意味を言える
本文で読む:プレイヤード派の詩 ▶

通史 第4章 17世紀(1)— 絶対王政と古典主義の確立

17世紀の文学は、規則の中で書かれた。何をしてよく何をしてはいけないかが細かく定められ、その制約の中で最高度の作品が生まれる。規則は作品を縛るためではなく、効果を最大にするための技術として理解された。
⚡ 6

古典主義の3つの規範

  • 三単一の規則 — 筋の統一(1つの筋)、時の統一(24時間以内)、場の統一(1つの場所)
  • 真実らしさ — 実際に起きたことより、観客が信じられることを優先する
  • 礼節 — 舞台の上で流血や卑俗(ひぞく)な言動を見せない。殺人は舞台裏で起こり、報告される
本文で読む:古典主義の規則 ▶
✓ 通過チェック

第4章の通過チェック

  • アカデミー・フランセーズの創設年と任務を言える
  • 古典主義の3つの規範を言え、三単一の目的を説明できる
  • ジャンルの序列を言え、小説の地位を説明できる
  • 『ル・シッド』の年と、論争が起きた理由を言える
  • コルネイユとラシーヌの違いを4点で言え、単純化である旨も添えられる
  • ラシーヌの言語の特徴を言える
  • 『クレーヴの奥方』が文学史上なぜ重要かを言える
本文で読む:読むときの手がかり ▶

通史 第5章 17世紀(2)— 喜劇・寓話・モラリスト

前章で見たとおり、17世紀のジャンルには序列があった。悲劇が最も高く、喜劇は低い。ところが今日まで読まれ続けているのは、低いとされたジャンルのほうである。
⚡ 7

モリエールの喜劇の型

  • 1つの悪徳や妄執に取り憑かれた人物を中心に置く(けち、偽善、病への妄執)。
  • その人物のせいで周囲が困り、若い恋人たちの結婚が妨げられる
  • 常識を代表する人物(多くは召使いや親族)が対比として置かれる。
  • 最後は強引にでも解決される。問題そのものは解決していないことが多い。
本文で読む:モリエール — 笑いによる批判 ▶
✓ 通過チェック

第5章の通過チェック

  • モリエールの代表作を5つ、年とともに言える
  • 『タルチュフ』が禁止された理由と解禁の年を言える
  • モリエールの喜劇の型を4点で言える
  • ラ・フォンテーヌの功績が形式にあることを説明できる
  • モラリストの定義を正確に言える
  • ラ・ロシュフコーの中心の主張を言える
  • 『パンセ』のテクスト上の問題を説明できる
  • 新旧論争の対立軸と、それが後世に与えた影響を言える
本文で読む:パスカル『パンセ』(1670年、死後) ▶

通史 第6章 18世紀(1)— 啓蒙と批判の精神

18世紀の作家は、文学者であると同時に思想家である。小説も劇も、考えを運ぶ器として使われた。だから作品を読むときには、「何を主張しているか」を問う必要がある。
⚡ 8

外部の目という装置

  • 異邦人の目を借りて、自国の習慣を「奇妙なもの」として描く。
  • こうすると、直接批判せずに批判できる。検閲をかいくぐる技術でもある。
  • 宗教・王権・社交界のすべてが、「彼らの奇妙な風習」として書かれる。
  • この装置は、モンテーニュの「人食い人種について」(第3章)から続く系譜にある。
本文で読む:モンテスキュー ▶
⚡ 9

『百科全書』が新しかった点

  • 知識を体系として並べ、誰でも参照できるようにした。
  • 職人の技術を、学問と同じ資格で扱った。それまで書き残されなかった領域である。
  • 項目のあいだに参照を張り、直接書けない批判を別の項目に忍ばせた。検閲への対抗手段でもある。
本文で読む:『百科全書』 ▶
✓ 通過チェック

第6章の通過チェック

  • 18世紀に文学の場がどこへ移ったかを言える
  • 『ペルシア人の手紙』の仕掛けと、その系譜を説明できる
  • 『法の精神』の主張と、その後世への影響を言える
  • 哲学コントとは何かを説明でき、『カンディード』の構成を言える
  • カラス事件でヴォルテールがしたことと、その系譜上の意味を言える
  • 『百科全書』の刊行期間・編者・新しかった点を3つ言える
  • 検閲をかいくぐる形式の技術を4つ言える
本文で読む:読むときの手がかり ▶

通史 第7章 18世紀(2)— ルソーと小説の展開

同じ18世紀に、理性の側と感情の側が並んでいた。前章の啓蒙が理性と批判を武器にしたのに対し、この章で見る流れは感情・自然・自己の内面を重んじる。中心にいるのがルソーである。
⚡ 10

ルソーが啓蒙とずれる点

  • 啓蒙は進歩を信じた。ルソーは進歩が人を堕落させたと考えた。
  • 啓蒙は理性を重んじた。ルソーは感情と良心を重んじた。
  • 啓蒙は社会の洗練を評価した。ルソーは自然の状態を基準に置いた。
  • ただしルソーも啓蒙の一員である。切り離して考えると、この世紀の複雑さが見えなくなる。
本文で読む:ルソー ▶
⚡ 11

書簡体が可能にしたこと

  • 書き手の主観だけが示される。読者は複数の手紙を突き合わせて判断する。
  • 同じ出来事が、書き手によって違って見える。
  • 本人が嘘を書いている可能性を、読者が考えることになる。
  • この「信用できない語り」の構造が、後の小説の重要な技法になる。
本文で読む:書簡体小説 ▶
✓ 通過チェック

第7章の通過チェック

  • ルソーの主要著作を5つ、年とともに言える
  • ルソーが啓蒙とずれる点を3つ言え、それでも啓蒙の一員だと補える
  • 『告白』の文学史上の意味を、モンテーニュとの違いを含めて言える
  • ディドロの小説の特徴と、刊行事情を言える
  • 書簡体小説が可能にしたことを3つ言える
  • 『危険な関係』で形式が筋の一部になっている点を説明できる
  • 『フィガロの結婚』が時代の空気を示すとされる理由を言える
本文で読む:プレヴォ『マノン・レスコー』(1731年) ▶

通史 第8章 革命とナポレオン — 前ロマン主義

1789年から1815年までの四半世紀に、フランスは王政・共和政・帝政を経験する。この断絶が、文学の内容を変えた。
⚡ 12

スタール夫人の2つの功績

  • 文学を社会との関係で見る視点を提示した。「文学は制度・宗教・風土によって変わる」という考え方は、後の文学史記述の前提になる。
  • ドイツ・ロマン主義を紹介した。古典主義的な規範に対して、北方の・キリスト教的な・自由な文学という対立軸を持ち込んだ。
本文で読む:スタール夫人 ▶
✓ 通過チェック

第8章の通過チェック

  • 革命期が文学にとって豊かでなかった理由を3つ言える
  • シェニエの評価が定まった時期と、その理由を言える
  • 『ルネ』が示した「世紀病」を説明できる
  • 『キリスト教精髄』の戦略が啓蒙とどう違うかを言える
  • スタール夫人の2つの功績を言える
  • 『ドイツ論』が受けた処分と、その意味を言える
  • 前ロマン主義という語の性格を、注意点とともに説明できる
本文で読む:年表 ▶

通史 第9章 ロマン主義 — 形式の解放とユゴー

ロマン主義は、宣言と論争を伴って組織された最初の文学運動である。前章までの「後から名付けられた傾向」とは違い、当事者が自分たちで綱領を書き、敵を名指しし、劇場で衝突した。
⚡ 13

序文が主張したこと

  • 三単一のうち、時と場の統一を否定する。筋の統一だけを残す。
  • グロテスクと崇高を並べる。美しいものだけを扱うのではなく、醜いもの・滑稽なものを同時に舞台に上げる。自然も人生もそうできているという理由による。
  • ジャンルの混合。悲劇と喜劇を分ける必要はない。
本文で読む:宣言 — 『クロムウェル』序文 ▶
✓ 通過チェック

第9章の通過チェック

  • 『クロムウェル』序文の主張を3点言える
  • グロテスクと崇高の関係を説明できる
  • 『エルナニ』の戦いの争点と、語られ方への注意を言える
  • ロマン主義の詩人を4人挙げ、代表作を言える
  • 『レ・ミゼラブル』の3つの側面を言える
  • ユゴーの亡命の時期と理由を言える
  • ネルヴァルの評価の変化を説明できる
本文で読む:年表 ▶

通史 第10章 写実主義 — スタンダールとバルザック

写実主義は、社会をそのまま書こうとする小説の傾向である。個人の感情を語ったロマン主義に対して、金・階級・野心・制度を書く。
⚡ 14

バルザックの3つの方法

  • 人物再登場法 — 同じ人物が複数の作品に登場する。作品をまたいで1つの社会ができあがる。
  • 環境の描写から始める — 建物・街区・家具を詳しく書いてから人物に入る。環境が人物を説明するという考え方。
  • 金額を書く — 収入・借金・持参金を具体的な数字で示す。金が人間関係を決めることを可視化する。
本文で読む:バルザック ▶
✓ 通過チェック

第10章の通過チェック

  • 新聞連載小説が小説の地位に与えた影響を言える
  • 結晶作用とは何かを説明できる
  • 『赤と黒』の読みどころを3点言える
  • 『人間喜劇』とは何かを正確に言える
  • バルザックの3つの方法を言える
  • 人物再登場法の効果を、例を挙げて説明できる
  • スタンダールとバルザックの違いを4点で言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第11章 フローベールと自然主義

フローベールは、作者の判断を作品から消そうとした。ゾラは、小説を科学の実験に見立てた。どちらも「客観的に書く」ことを目指したが、目指し方が違う。
⚡ 15

フローベールが目指したもの

  • 非人称性 — 作者が作品の中で意見を述べない。「作者は神のように、どこにでもいて、どこにも見えない」という書き方を目指した。
  • 自由間接話法 — 人物の内心を、地の文の中に溶かして書く。「彼女は思った」を省いたまま、人物の考えが地の文に混ざる。
  • 正確な語 — 対象を言い当てる唯一の語を探す。推敲の執拗さはここから来る。
本文で読む:3つの技法 ▶
✓ 通過チェック

第11章の通過チェック

  • フローベールとゾラの、客観性への近づき方の違いを言える
  • 1857年に起訴された2作品と、それぞれの判決を言える
  • フローベールの3つの技法を言える
  • 自由間接話法を説明でき、それが読みを難しくする理由を言える
  • 自然主義の定義を、写実主義との違いを含めて言える
  • 『ルーゴン=マッカール叢書』の巻数・期間・副題の趣旨を言える
  • ゾラのドレフュス事件への介入と、その系譜上の位置を言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第12章 近代詩の誕生 — ボードレールから象徴主義へ

19世紀後半に、詩は世界を写すことをやめた。かわりに、言葉そのものの力で別の何かを立ち上げようとする。20世紀の詩は、ほぼすべてこの章の4人から始まる。
⚡ 16

ボードレールの3つの新しさ

  • 題材 — 都市、群衆、貧困、老い、腐敗。「美しくないもの」を詩の題材にした。
  • 万物照応 — 色・音・香りが互いに対応し、目に見える世界の背後にある何かを指し示すという考え。象徴主義の出発点になる。
  • 現代性 — 移ろいゆく現在の中に、永遠の美を見出すという構え。都市を歩く詩人という形を作った。
本文で読む:何が新しかったか ▶
⚡ 17

見者の詩人

  • 詩人はあらゆる感覚の錯乱(さくらん)によって見者となる
  • 詩人は自分の感覚を意図的に壊すことで、他人が見ないものを見る
  • 私とは一個の他者である」——書く主体そのものを疑う。
  • この2つの句は、20世紀の詩と批評で繰り返し引かれる
本文で読む:ランボー ▶
✓ 通過チェック

第12章の通過チェック

  • 高踏派の主張と、「芸術のための芸術」を説明できる
  • ボードレールの3つの新しさを言える
  • 万物照応と散文詩を説明できる
  • ヴェルレーヌ「詩法」の主張を3点言える
  • ランボーの「見者の手紙」の2つの句を言え、その影響先を言える
  • マラルメの3つの方針を言える
  • 象徴主義の宣言の年と、何への反発かを言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第13章 世紀転換期 — プルーストとジッド

19世紀の小説は、外の世界を書くことに向かっていた。20世紀に入ると、内側の時間と、小説という形式そのものが主題になる。
⚡ 18

プルーストの3つの新しさ

  • 無意志的記憶 — 意志で思い出すのではなく、感覚をきっかけに過去がまるごとよみがえる。紅茶に浸したマドレーヌの場面が有名。
  • 時間そのものを主題にする — 出来事を追うのではなく、時間の中で人がどう変わるかを書く。最終篇の題は「見出された時」。
  • 長大な文 — 1文が1ページ近くになることがある。関係節と挿入で、意識の動きをそのまま追う
本文で読む:何が新しかったか ▶
✓ 通過チェック

第13章の通過チェック

  • ベル・エポックという名前の性格を説明できる
  • 『失われた時を求めて』の刊行事情を言える
  • プルーストの3つの新しさを言える
  • 無意志的記憶を説明できる
  • 『背徳者』と『狭き門』の関係を言える
  • 紋中紋を説明でき、『贋金つくり』の三重構造を言える
  • アポリネールの2つの実験と、句読点廃止の狙いを言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第14章 両大戦間 — ダダとシュルレアリスム

第一次世界大戦の破壊は、理性そのものへの不信を生んだ。「理性の進歩」を掲げた文明が、大量死を作り出したからである。
⚡ 19

シュルレアリスムの3つの方法

  • 自動記述 — 意識で統制せず、浮かぶままに書く。「理性による統制を離れた思考の書き取り」という宣言の定義がこれにあたる。
  • 偶然の出会い — 遠く隔たった2つのものを結びつける。思いがけない結合が、新しいイメージを生む。
  • 夢の記録 — 夢を現実と同じ資格で扱う。
本文で読む:シュルレアリスム ▶
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第14章の通過チェック

  • 大戦が文学の前提をどう壊したかを言える
  • ダダの開始年・場所・中心人物と、その方法を言える
  • シュルレアリスム宣言の年と、自動記述の定義を言える
  • シュルレアリスムの3つの方法を言える
  • 『ナジャ』と『パリの農夫』の特徴を言える
  • 運動と政治の関係、そして分裂の理由を説明できる
  • セリーヌの文体上の功績と、扱うときの注意を言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第15章 戦後 — 実存主義・不条理・新しい演劇

占領と抵抗の経験が、文学は何のためにあるのかという問いを前面に出した。ドイツ占領下で書くことは、それ自体が政治的な選択だったからである。
⚡ 20

サルトルの主張の骨格

  • 人間は自由であることから逃れられない。選ばないという選択もまた選択である。
  • だから責任を引き受けるしかない。
  • 書くことも行為である。書き手は、書いたことに責任を負う。
  • 散文は道具であり、詩は違うという区別を立てた。ここは批判もされた。
本文で読む:サルトル ▶
✓ 通過チェック

第15章の通過チェック

  • 占領期の経験が戦後の文学界に与えた影響を言える
  • 実存主義とアンガージュマンを説明できる
  • サルトルのノーベル賞辞退の理由と、その論点を言える
  • 不条理の定義を、よくある誤解とともに正確に言える
  • 『異邦人』の文体上の特徴を、時制の面から言える
  • サルトルとカミュの決裂の争点を、どちらかに与せず説明できる
  • 『第二の性』の中心的な主張と、その影響を言える
  • 不条理演劇の3人と代表作を言える
本文で読む:年表 ▶

通史 第16章 現代 — ヌーヴォーロマンから今へ

1950年代後半以降の文学は、19世紀的な小説の作り方を疑うことから出発する。筋・人物・心理という、それまで当然とされてきた3点が、順に問い直される。
⚡ 21

ヌーヴォーロマンが否定したもの

  • — 出来事が因果でつながり、結末へ向かうという作り。
  • 人物 — 名前と性格と経歴を持った「登場人物」。
  • 心理 — 内面を説明する語り。
  • かわりに置かれたのは、物の描写・繰り返し・視点の限定である。
本文で読む:ヌーヴォーロマン ▶
⚡ 22

この領域の中心的な問い

  • 支配した側の言語で書くとはどういうことか。
  • フランス語で書けば「フランス文学」なのか。それとも別の文学なのか。
  • 「フランス語圏文学」という区分自体が、中心と周縁を作ってしまわないか。
本文で読む:フランス語圏の文学 ▶
⚡ 23

これからの使い方

  • 作品を読む前に、その作家の節だけを開く。位置が分かってから読むと、何が新しかったのかが見える。
  • 授業で作品が指定されたら、その時代の章の「この時代の作品を読む」の表を見る。原文の難しさの見当が付く。
  • 試験前は要点集を通す。16章の要点が1枚に集まっている。
本文で読む:この教材を終えて ▶
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第16章の通過チェック

  • ヌーヴォーロマンが否定した3つを言える
  • 『嫉妬』と『心変わり』の形式上の特徴を言える
  • ウリポの考え方を、制約の意味とともに説明できる
  • 『煙滅』の制約と、それが読まれてきた文脈を言える
  • オートフィクションを定義でき、代表的な作家を2人挙げられる
  • フランス語圏の文学が提起する中心的な問いを3つ言える
  • 2000年代以降のノーベル文学賞受賞者を3人言える
本文で読む:年表 ▶

📗 一通り目を通したら、一問一答で言えるかどうか確かめましょう。

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