QUICK REFERENCE
問いが決まったとき、どの枠組みを使うかをここから引く
理論早見表
問いが決まったとき、どの枠組みを使うかをここから引く。通読しなくてよい。
引っかかりから枠組みを引く
| 引っかかりの種類 |
枠組み |
章 |
| なぜこの語・この形式なのか |
形式への注目 |
第3章 |
| 筋の骨格はどうなっているか |
物語論(1) |
第4章 |
| 誰がどこから語っているか |
物語論(2) |
第5章 |
| 同じ主題やイメージが繰り返される |
意識の批評 |
第6章 |
| 説明のつかない反復や欠落がある |
精神分析批評 |
第7章 |
| 金・階級・仕事の描かれ方 |
社会批評 |
第8章 |
| 他の作品の反響がある/描写が含みを運ぶ |
記号論と間テクスト性 |
第9章 |
| 読者がどう扱われているか |
受容理論 |
第10章 |
| 論理が自分で崩れている |
脱構築の読み |
第11章 |
| なぜこの作品が正典なのか |
文学史の理論 |
第12章 |
| 性差の描かれ方/視点の配分 |
ジェンダーの批評 |
第13章 |
| 誰の視点が欠けているか |
ポストコロニアル批評 |
第14章 |
| 媒体と形式の関係 |
文化研究とメディア |
第15章 |
| 草稿と刊行版が違う |
生成研究 |
第16章 |
| 語の頻度と分布を数えたい |
デジタルな方法 |
第17章 |
← 横に動かして読めます →
枠組みごとの「見える/見えない」
| 枠組み |
見えるもの |
見えなくなるもの |
| 形式への注目 |
技法の働き |
歴史と社会の条件 |
| 物語論(1) |
筋の骨格と逸脱 |
文体・語り・歴史 |
| 物語論(2) |
語りの構造と変化 |
選択の理由・内容の重み |
| 意識の批評 |
イメージの体系 |
歴史・作品ごとの差・形式 |
| 精神分析批評 |
反復・欠落・過剰 |
歴史・形式の設計 |
| 社会批評 |
生産と受容の条件 |
形式の細部・作品固有の設計 |
| 記号論と間テクスト性 |
含みと反響 |
作品の固有性・物質的な条件 |
| 受容理論 |
読者の関与 |
テクスト内部の構造 |
| 脱構築 |
論理の亀裂 |
作品の全体の設計 |
| 文学史の理論 |
位置と正典化 |
作品の内部・個々の質 |
| ジェンダーの批評 |
性差の作られ方 |
他の差別の軸・形式の細部 |
| ポストコロニアル批評 |
視点の非対称 |
形式の細部・時代の差 |
| 文化研究 |
媒体と形式の関係 |
作品の細部 |
| 生成研究 |
選択の跡 |
読者にとっての作品 |
← 横に動かして読めます →
分析の手順(共通の形)
| 段階 |
すること |
| 1 |
一節・一場面を選ぶ(2〜4ページ) |
| 2 |
数える。位置・回数・行数・分布 |
| 3 |
表にする |
| 4 |
例外と、当てはまらない部分を特定する |
| 5 |
当時の条件と比べる(03・02の領域) |
| 6 |
それが何をしているかを述べる(=結論) |
枠組みの組み合わせ
| 関係 |
組み合わせ |
| 交わる |
物語論 × ジェンダー/記号論 × 社会批評/記号論 × 生成研究/精神分析 × ジェンダー |
| 並行する |
物語論 × 社会批評 |
| 衝突しうる |
生成研究 × 受容理論 |
主となる枠組みを1つ、補助を1つまで。3つ以上混ぜると術語が衝突する。
誤用しやすい語
| 語 |
正しくは |
| 脱構築 |
批判ではない。テクストが自ら崩れる箇所を内側から示す |
| 決定不能 |
曖昧さ一般ではない。決定を妨げる仕組みがテクストの側にある |
| イデオロギー |
誤った考えではない。生活条件と結ぶ想像上の関係 |
| 間テクスト性 |
影響関係ではない。証拠の要否が違う |
| 記号論 |
記号の意味を調べる方法ではない。二次的な含みを解く |
| 場 |
文壇の言い換えではない。位置と評価をめぐる関係の空間 |
| 異化 |
難解にすることではない。知覚し直させること |
| 表象 |
描写一般ではない。どう描き出されるかそのもの |
卒論で使うときの型
序論の6文
- 対象と版(07の領域)
- 問い
- 先行研究の中での位置
- 用いる枠組みと、誰の定義か
- 範囲の限定 — 「本稿は、この枠組みを〜の分析にのみ用いる。」
- 扱えないことの明示 — 「〜については、本稿では扱えない。」
本論の4章
| 章 |
内容 |
字数(2万字の場合) |
| 前提の確認 |
版・成立事情・術語の定義 |
2,500 |
| 記述 |
数えた結果・表・引用。枠組みはまだ当てない |
5,500 |
| 分析 |
枠組みを当てる |
5,500 |
| 総合 |
問いに答える |
2,500 |
← 横に動かして読めます →
提出前チェック(枠組みの分)
- 枠組みを1つに絞り、序論で明示したか
- 誰の定義かを示したか
- 範囲の限定と、扱えないことを1文ずつ書いたか
- 術語を3つ以内に抑えたか
- 記述の章と分析の章を分けたか
- 数えた基準を書いたか
- 理論に合わない箇所を書いたか
他の領域とのつなぎ方
| 知りたいこと |
開く領域 |
| 問いの立て方・引用と注・精読の手順 |
文学研究の方法(07) |
| 概念の中身と、その履歴 |
思想・哲学(04) |
| その時代に何が起きていたか |
フランス史(03) |
| その時代にどんな作品が書かれたか |
フランス文学史(02) |
| 個々の作品の中身 |
作品と作家(10) |
全20章の見出し
導入 第1章 全体地図 — 理論とは何をする道具か
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 04・07との分担 |
開く |
| 理論を使う4段階 |
開く |
| 理論が「見えなくするもの」 |
開く |
| 理論を使うときの3つの危険 |
開く |
| 引用の方針 |
開く |
| この教材の地図 |
開く |
| 各章の形 |
開く |
| この教材を読む順序 |
開く |
| 術語をどう調べるか |
開く |
| 次章へ |
開く |
導入 第2章 理論以前 — 実証批評と印象批評
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 年表 |
開く |
| 実証批評 |
開く |
| 印象批評 |
開く |
| 2つの共通点 |
開く |
| 大学の批評と、新しい批評 |
開く |
| この対立が今も残っている場面 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 批評はどこで行われてきたか |
開く |
| 現在も残る2つの型 |
開く |
| 次章へ |
開く |
形式と構造 第3章 形式への注目 — 異化と手法
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 形式主義のその後 |
開く |
| 文体論という隣接分野 |
開く |
| 手法の目録を作る |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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形式と構造 第4章 物語論(1)— 筋の文法
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 機能と行為項 |
開く |
| 筋の型 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 民話と小説の違い |
開く |
| 筋の分析の限界 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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形式と構造 第5章 物語論(2)— 語りの体系
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 3つの水準 |
開く |
| 時間 |
開く |
| 態と人称 |
開く |
| 焦点化 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 分析の表を作る |
開く |
| 信頼できない語り手 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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意味を読む 第6章 意識の批評 — 主題を追う読み
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 何を集めるか |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 現象学的批評との関係 |
開く |
| 実際の読み方 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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意味を読む 第7章 精神分析批評 — 無意識をどう読むか
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 何を対象にするか |
開く |
| 使える概念 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| この枠組みの現在 |
開く |
| 家族の枠組みへの批判 |
開く |
| 使ってよい概念と、使わない概念 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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意味を読む 第8章 社会批評 — 生産・階級・イデオロギー
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 3つの水準 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 文学場という考え方 |
開く |
| 読者層と部数を調べる |
開く |
| 反映論という問題 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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意味を読む 第9章 記号論と間テクスト性
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 記号論 |
開く |
| 間テクスト性 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 決まり文句の分析 |
開く |
| 引用を見つける道具 |
開く |
| パロディと模作 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
テクストと読者 第10章 受容理論 — 意味は誰が作るか
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 読者の3つの意味 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 受容の歴史を調べる |
開く |
| 空白を数える |
開く |
| 読者の共同体 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
テクストと読者 第11章 脱構築の読み — 決定不能性
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 誤用の見分け方 |
開く |
| 反復と決定不能 |
開く |
| いつ使わないか |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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テクストと読者 第12章 文学史の理論 — 正典・ジャンル・場
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 正典という問い |
開く |
| ジャンル |
開く |
| 場という考え方 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 文学史はどう書かれてきたか |
開く |
| 「フランス文学」という枠 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
立場から読む 第13章 ジェンダーの批評
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 3つの水準 |
開く |
| 描かれ方を分析する |
開く |
| 書き手の位置と正典 |
開く |
| 読み方の枠組みを問う |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 用語を整理する |
開く |
| 男性性も分析の対象になる |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
立場から読む 第14章 ポストコロニアル批評
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 書き返しという実践 |
開く |
| フランス語圏の文学との関係 |
開く |
| 用語を整理する |
開く |
| 翻訳と受容 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
立場から読む 第15章 文化研究とメディア
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 何を分析できるか |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 文学研究にどう戻すか |
開く |
| 対象を絞る練習 |
開く |
| 適応と翻案 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
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素材と現在 第16章 生成研究 — 書かれる過程を読む
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みの中身 |
開く |
| 何が材料になるか |
開く |
| この枠組みで何が見えるか |
開く |
| 何が見えなくなるか |
開く |
| 分析の手順 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 07との関係 |
開く |
| 草稿をどう探すか |
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| 電子版を使うときの注意 |
開く |
| もう1つ当ててみる |
開く |
| 次章へ |
開く |
素材と現在 第17章 現在の潮流 — 認知・情動・デジタル
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 認知的なアプローチ |
開く |
| 情動をめぐる方向 |
開く |
| デジタルな方法 |
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| 3つに共通する注意 |
開く |
| 当ててみる |
開く |
| 3つの潮流を見分ける |
開く |
| 学部でどこまでやるか |
開く |
| 次章へ |
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素材と現在 第18章 理論への批判と「理論の後」
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 主な批判 |
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| 「理論の後」に何が起きたか |
開く |
| 読むことへの回帰 |
開く |
| 自分の使う枠組みを守る |
開く |
| 理論を学ぶ意味 |
開く |
| 批判にどう答えるか |
開く |
| 理論をどう教えるか、という問題 |
開く |
| 次章へ |
開く |
実践 第19章 読み比べ — 1つの作品を5つの枠組みで
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 材料 |
開く |
| 1. 物語論で読む |
開く |
| 2. 記号論で読む |
開く |
| 3. 社会批評で読む |
開く |
| 4. ジェンダーの批評で読む |
開く |
| 5. 生成研究で読む |
開く |
| どこで交わり、どこで衝突するか |
開く |
| 5つを並べて分かること |
開く |
| 6つ目の枠組みを足すなら |
開く |
| 場面選びの基準 |
開く |
| 次章へ |
開く |
実践 第20章 卒論で理論を使う
| 項目 |
本文へ |
| この章の狙い |
開く |
| 枠組みを選ぶ手順 |
開く |
| 序論に書くこと |
開く |
| 本論の組み立て |
開く |
| よくある失敗と直し方 |
開く |
| 分量の配分 |
開く |
| 口頭試問で問われること |
開く |
| この教材を終えて |
開く |
| 提出前チェック |
開く |
| 参考文献をどう選ぶか |
開く |