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QUICK REFERENCE 作品に出てきた概念から、その出どころを引く

思想早見表

作品に出てきた概念から、その出どころを引くための1枚。通読しなくてよい。

概念から章を引く

概念 誰・いつ
普遍論争(実在論・唯名論・概念論) 中世 第2章
判断の保留 モンテーニュ 16世紀 第3章
方法的懐疑・二元論 デカルト 1637/1641 第4章
気晴らし・賭け・人間の二重性 パスカル 17世紀 第5章
自己愛 モラリスト 17世紀 第5章
自然権・進歩・寛容 啓蒙 18世紀 第6章
権力の分立・法の精神 モンテスキュー 1748 第7章
理神論 ヴォルテール 18世紀 第7章
唯物論 ディドロ 18世紀 第7章
自然状態・一般意志・完成可能性 ルソー 1755/1762 第8章
徳と恐怖 革命期 1793〜94 第9章
実証主義・3段階の法則 コント 1830〜42 第10章
決定論・遺伝と環境 19世紀後半 第11章
持続・生の躍動・直観 ベルクソン 1889〜1907 第12章
志向性・生きられた世界・身体 現象学 1930〜45 第13章
存在が本質に先立つ・自己欺瞞・状況 実存主義 1943〜 第14章
不条理・反抗・限度 カミュ 1942/1951 第15章
恣意性・差異・体系・共時と通時 ソシュール 1916 第16章
無意識の構造・交換 レヴィ=ストロース 1949 第16章
二次的な含み(神話) バルト 1957 第17章
言語のように構造化された無意識・鏡像 ラカン 1950〜60年代 第17章
イデオロギー(想像上の関係) 1960年代 第17章
言説・知と権力 フーコー 1960〜70年代 第18章
脱構築・差延 デリダ 1967〜 第18章
差異と生成 ドゥルーズ 1968〜 第18章
他者・内在と超越 ボーヴォワール 1949 第19章
交差性 1990年代以降 第19章

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時代と中心の問い

時代 中心の問い
2〜3 中世・ルネサンス 信じることと知ることはどう関係するか
4〜5 17世紀 確実な知はどこから始まるか
6〜9 18世紀・革命 社会と権威をどう批判するか
10〜11 19世紀 科学は人間と社会を説明できるか
12〜15 20世紀前半 意識・自由・不条理をどう考えるか
16〜19 20世紀後半 主体は本当に出発点なのか
20 現代 普遍性はまだ主張できるか

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20章を貫く4つの線

たどり方
知の基礎はどこにあるか 信仰と理性 2 → 方法的懐疑 4 → 実証主義 10 → 知と権力 18
人間とは何か 二重性 5 → 自然状態 8 → 決定論 11 → 自由 14 → 構成される主体 16〜18
正しい社会とは何か 法の比較 7 → 社会契約 8 → 徳と恐怖 9 → 承認と差異 19〜20
普遍は可能か 啓蒙 6 → 人権 9 → 相対化 16〜18 → 作り直し 19〜20

主著と年

著作
1580/1588 モンテーニュ『エセー』
1637 デカルト『方法序説』
1641 デカルト『省察』
1665 ラ・ロシュフコー『箴言集』
1670 パスカル『パンセ』(死後)
1721 モンテスキュー『ペルシア人の手紙』
1748 モンテスキュー『法の精神』
1751〜1765 『百科全書』本文編
1755 ルソー『人間不平等起源論』
1762 ルソー『社会契約論』『エミール』
1763 ヴォルテール『寛容論』
1830〜1842 コント『実証哲学講義』
1889 ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』
1907 ベルクソン『創造的進化』
1916 ソシュール『一般言語学講義』(死後)
1943 サルトルの主著
1945 メルロ=ポンティ『知覚の現象学』
1949 レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/ボーヴォワール『第二の性』
1951 カミュ『反抗的人間』
1957 バルト『神話作用』
1966 フーコー『言葉と物』
1967 デリダの3冊

混同しやすい対

違い
実在論 / 唯名論 普遍は実在する/名前にすぎない
モンテーニュの懐疑 / デカルトの懐疑 保留にとどまる/確実な基礎への手段
ジャンセニスム / プロテスタント カトリック内部の一派/教会から離れた改革
一般意志 / 全体意志 共同体全体の利益/個々人の意志の総和
自然状態(18世紀) / 自然(現代) 思考のための仮定/環境や生態系
構造の無意識 / 精神分析の無意識 意識に上らない規則の体系/抑圧された欲望
実存主義 / カミュ 存在が本質に先立つ/不条理という関係
脱構築 / 破壊 内側から対の優位を崩す/壊す
一次の含み / 二次の含み 直接に指すもの/価値観が入り込む層
不条理(カミュ) / 世界は無意味 人間と世界のずれ/世界の側の性質

レポートで思想を使う型

3文で書く。

  1. 作品の記述を示す — 「この場面で、人物は自分の行為に理由を与えることを拒む。」
  2. 概念を、誰の定義かを明示して導入する — 「◯◯は、〜をこう定義している(出典)。」
  3. 突き合わせる一致だけでなく、ずれも書く。

やってはいけない — 思想家の紹介から始める/概念を定義せずに使う/1つの概念で作品全体を説明する

用語を調べる順序

使うもの
1 哲学事典の項目(定義と語の履歴)
2 その思想家の入門書(主張の全体の中での位置)
3 原典の該当箇所(訳でよいが、鍵語は原語を確かめる
4 研究書(解釈が分かれている点)

全20章の見出し

導入 第1章 全体地図 — 思想をどう読むか

項目 本文へ
この章の狙い 開く
なぜ文学のために思想を学ぶのか 開く
08との分担 開く
哲学書をどう読むか 開く
概念には履歴がある 開く
引用の方針 開く
この教材の地図 開く
各章の形 開く
レポートで思想を使う型 開く
思想の用語をどう調べるか 開く
次章へ 開く

中世 第2章 中世 — 信仰と理性、普遍論争

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
スコラ学とは何か 開く
普遍論争 開く
信仰と理性 開く
大学という場 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
学問の言語と、俗語との距離 開く
写本と注釈という条件 開く
次章へ 開く

近世 第3章 16世紀 — 人文主義と懐疑

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
人文主義 開く
宗教改革と思想 開く
ラ・ボエシと自発的隷従 開く
モンテーニュ 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
懐疑の3つの型 開く
『エセー』をどう読むか 開く
次章へ 開く

近世 第4章 17世紀(1)— デカルトと方法

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
方法という発想 開く
方法的懐疑 開く
心身の二元論 開く
神の存在と、循環の問題 開く
情念 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
デカルトの受容と、反デカルト 開く
フランス語で哲学を書くということ 開く
次章へ 開く

近世 第5章 17世紀(2)— パスカルとモラリスト

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この章の狙い 開く
年表 開く
ジャンセニスム 開く
パスカル 開く
モラリスト 開く
デカルトとの対比 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
断章という形式 開く
ポール・ロワイヤルと文学 開く
次章へ 開く

近世 第6章 18世紀(1)— 啓蒙という枠組み

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
啓蒙とは何か 開く
何を批判したのか 開く
『百科全書』 開く
自然と自然権 開く
進歩という考え方 開く
文学とのつながり 開く
誰が担い、どこで議論したか 開く
啓蒙の外側 開く
次章へ 開く

近世 第7章 18世紀(2)— 法・寛容・百科全書

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この章の狙い 開く
年表 開く
モンテスキュー — 制度を比較する 開く
ヴォルテール — 事件に介入する 開く
ディドロ — 物質から考える 開く
3人の比較 開く
検閲という条件 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
3人の受容史 開く
『百科全書』の項目をどう読むか 開く
次章へ 開く

近世 第8章 18世紀(3)— ルソー、自然と契約

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この章の狙い 開く
年表 開く
進歩への疑い 開く
不平等の起源 開く
社会契約 開く
教育と自己 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
ルソーの受容史 開く
自伝という形式の余波 開く
次章へ 開く

革命の時代 第9章 革命期の思想 — 主権・人権・恐怖

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この章の狙い 開く
年表 開く
人権宣言の思想 開く
徳と恐怖 開く
女性の権利 開く
進歩の思想 開く
革命への批判 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
概念が制度になるとき 開く
革命の評価が政治の軸になる 開く
次章へ 開く

19世紀 第10章 19世紀前半 — 実証主義と社会主義の誕生

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この章の狙い 開く
年表 開く
実証主義 開く
社会主義の誕生 開く
進歩と歴史 開く
貧困という新しい問題 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
数字で社会を捉える 開く
実証主義のその後 開く
次章へ 開く

19世紀 第11章 19世紀後半 — 科学・決定論・その反動

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この章の狙い 開く
年表 開く
決定論という枠組み 開く
科学と宗教 開く
科学の限界という問い 開く
歴史と社会の学問 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
決定論と語りの緊張 開く
科学は価値を語れるか 開く
次章へ 開く

20世紀 第12章 ベルクソン — 持続と生

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この章の狙い 開く
年表 開く
持続 開く
記憶と身体 開く
生の躍動 開く
方法としての直観 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
読まれ方の変遷 開く
笑いの理論 開く
次章へ 開く

20世紀 第13章 現象学の受容 — 意識と身体

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この章の狙い 開く
年表 開く
志向性という出発点 開く
生きられた世界 開く
身体 開く
ヘーゲルの受容 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
用語をどう使うか 開く
記述という方法の限界 開く
次章へ 開く

20世紀 第14章 実存主義 — 自由と責任

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この章の狙い 開く
年表 開く
存在が本質に先立つ 開く
自己欺瞞 開く
他者 開く
状況と参加 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
流行と単純化 開く
演劇という形式 開く
次章へ 開く

20世紀 第15章 不条理と反抗 — カミュをめぐる論争

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この章の狙い 開く
年表 開く
不条理 開く
反抗 開く
論争 開く
アルジェリアをめぐって 開く
実存主義との違い 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
論争をどう読むか 開く
伝記と思想の距離 開く
次章へ 開く

20世紀 第16章 構造主義(1)— 言語と親族

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
記号の考え方 開く
音韻論からの発想 開く
親族の構造 開く
神話の分析 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
日本語訳の揺れ 開く
「構造」という語の広がり 開く
次章へ 開く

20世紀 第17章 構造主義(2)— 記号・無意識・イデオロギー

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
文化を記号として読む 開く
無意識と言語 開く
社会の構造とイデオロギー 開く
共通する姿勢 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
1960年代の議論の場 開く
専門用語の扱い 開く
次章へ 開く

現代 第18章 ポスト構造主義 — 知・差延・生成

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
知と権力 開く
脱構築 開く
差異と生成 開く
主体の位置 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
難解さをどう扱うか 開く
英語圏を経由した受容 開く
次章へ 開く

現代 第19章 性差と他者 — フェミニズムの思想

項目 本文へ
この章の狙い 開く
年表 開く
『第二の性』 開く
平等か差異か 開く
言語と身体をめぐる議論 開く
交差する差別 開く
思想史そのものへの問い 開く
批判と論点 開く
文学とのつながり 開く
用語を整理する 開く
フランス固有の制度的な争点 開く
次章へ 開く

現代 第20章 現代 — いま何が問われているか

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この章の狙い 開く
年表 開く
普遍性はまだ主張できるか 開く
承認と差異 開く
記憶と証言 開く
技術・環境・非人間 開く
思想の場が変わった 開く
この教材を終えて 開く
現代の思想をどう調べるか 開く
この教材と他の領域のつなぎ方 開く
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