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CHAPTER 7 実践 読む目安 約5分 / ⚡暗記ボックス 7

実践|第7章 つまずいたときの導線 — 症状から章へ

この章の狙い

要点: 症状から、開く章へ直行する。

「原文が読めない」「レポートが書けない」「先行研究が見つからない」「何を論じればいいか分からない」——それぞれに対応する章がある。

つまずきの症状と、開く章 症状開く 地の文の動詞が見たことのない形 01 の19章 — 単純過去 知らない語が多すぎる 01 の21〜26章 — 単語帳 あらすじだけになる 10 の1章、07 の11章 — 精読 何を論じればいいか分からない 10 の解釈の分かれ目 用語がどこにあるか分からない このサイトの横断索引 太い枠は最も多い症状。会話で使わない時制を知らないことが原因になる
症状から章へ

▲ この章の内容へ

原文が読めない

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

症状 原因 開く
単語は分かるが文が取れない 文の骨格が見えていない 01の14章(関係代名詞)・18章(話法)
知らない語が多すぎる 語彙が足りない 01の21〜26章(単語帳)
地の文の動詞が見たことのない形 単純過去を知らない 01の19章
詩の行が数えられない 音節の数え方 07の15章
時間がかかりすぎる 難度の選び方 10の該当章の「原文を読む」

← 横に動かして読めます →

最も多いのは3番目

  • 単純過去は会話で使わないので、初級の教材に出てこない。
  • だが文学の地の文はこの時制で書かれている。
  • 01の19章を読むだけで、読めるようになる作品がある。

▲ この章の内容へ

レポートが書けない

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

症状 原因 開く
何を書けばいいか分からない 問いが立っていない 10の「レポートの切り口」→ 07の2章
あらすじだけになる 記述と解釈の区別 10の1章・07の11章
根拠が示せない 本文から拾えていない 07の11章(精読)
引用の形式が分からない 作法 07の6章・7章
構成が決まらない 段落の作り方 07の8章
枠組みが選べない 理論の使い方 08の早見表 → 該当章

← 横に動かして読めます →

論の最小単位

  • 本文のどこ(引用または箇所の指示)。
  • そこで何が起きているか(形式・語り・語彙の観察)。
  • だから何が言えるか(主張)。
  • この3つが揃って1つの段落になる(10・07の領域)。

▲ この章の内容へ

調べ物で止まる

症状 開く
先行研究の探し方が分からない 07の3章(資料を探す)
どこまで読めばいいか分からない 07の4章(先行研究を読む)
どの版を使えばいいか分からない 07の5章(版と本文)
フランス語の文献の書き方が分からない 07の7章
図版の出典の書き方が分からない 05の20章
年号が分からない 03の早見表
用語がどこにあるか分からない このサイトの横断索引

▲ この章の内容へ

何を論じればいいか分からない

⊳ この節の問題を解く(2問・1枚)

順に試す

  • 1. 10の「解釈の分かれ目」を見る。読みが割れてきた点が並んでいる。割れているということは、論じる余地があるということ。
  • 2. 10の「レポートの切り口」を見る。問いの例が5つある。
  • 3. 08の早見表で、自分の引っかかりから枠組みを引く。
  • 4. 07の2章で、テーマを問いの形に変える。

⚠️ 数えられる形にする

  • 「この作品は◯◯を描いている」は論になりにくい。
  • 「◯◯という語が△回出る」「××の場面が◇箇所ある」は数えられる。
  • 数えられる形にできると、論証が固まる(07・08の領域)。
  • 戯曲と詩は分量が限られるので、全数調査ができる(10の領域)。

▲ この章の内容へ

授業についていけない

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

症状 開く
作家の名前が分からない 02でその時代の章
作品の中身が分からない 10の該当章(なければ02)
背景の話が分からない 03の早見表
哲学者の名前が出てくる 04の該当章
絵や音楽の話が出てくる 05の早見表
本国の外の作家が出てくる 09の早見表
批評の用語が分からない 08の用語集

授業の前にやると効く1つのこと

  • その週に扱う作品の章を、10で開いておく。
  • あらすじと登場人物だけでよい。5分で読める。
  • これだけで、授業中に聞き取れる量が変わる。

▲ この章の内容へ

卒論で止まる

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

症状 開く
作品が決まらない 10の1章(20作品の選び方)→ 各章
問いが大きすぎる 07の2章・9章
背景の章が膨らむ 07の9章。必要な部分だけ引く
枠組みを途中で変えたくなる 08の20章
提出の形式が分からない 07の9章
口頭発表がある 07の20章

⚠️ 卒論で最も多いつまずき

  • 記述の章が薄く、背景の章が厚い。逆にする。
  • 記述の章に最も紙幅を使う(07・08の領域)。
  • 背景は、そこから何が言えるかまで書いて初めて意味を持つ。

▲ この章の内容へ

それでも分からないとき

3つの手

  • 1. このサイトの横断索引で、その語を引く。9サイトのどこに出るかが分かる。
  • 2. 各サイトの全文検索を使う。用語の一部で出る。
  • 3. 各サイトの用語集を見る。📘で定義した語が集まっている。

⚠️ この章で混同しやすい形

  • 原文が読めない原因を、語彙不足だけと考える。単純過去を知らないことが原因の場合がある。
  • レポートで、根拠を示す前に主張を書く。本文のどこか、が先。
  • 問いを大きくする。数えられる形に絞る。
  • 卒論で背景の章を厚くする。記述の章に紙幅を使う。

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発表がある

⊳ この節の問題を解く(1問)

症状 開く
口頭発表の構成が分からない 07の20章
配布資料の作り方が分からない 07の20章
引用の示し方が分からない 07の6章
時間が足りない/余る 07の20章。話す分量の見積もり

発表で効く1つのこと

  • 本文の引用を1つ決めて、そこから始める。
  • 要約から入ると、聞く側に何が論点か伝わらない。
  • これはレポートの構成と同じ原則にあたる(07の領域)。

▲ この章の内容へ

生成AIをどう扱うか

⊳ この節の問題を解く(1問)

07の20章に書いてある

  • 研究倫理の一部として扱う。
  • 大学と指導教員の方針が最優先にあたる。
  • 使ってよい範囲は、学科と授業によって違う。必ず確かめる。
  • 出典のない記述をそのまま使わない。確かめられない情報は書かない。

⚠️ この教材群自体の扱い

  • この教材群は、原典と授業の代わりにはならない。
  • 記述に疑いがあれば、原典と事典で確かめる(07の領域)。
  • 指導教員の指示が、この記述と食い違うなら、指示に従う。

第7章の通過チェック

  • 原文が読めない5つの症状と、それぞれ開く章を言える
  • 単純過去を知らないことがなぜ多い原因なのかを説明できる
  • 論の最小単位の3要素を言える
  • 調べ物で止まったときの引き先を5つ言える
  • 論じる余地を「解釈の分かれ目」から見つける理由を言える
  • 卒論で最も多いつまずきと、その直し方を言える

▲ この章の内容へ

次章へ

最終章はこれからの足し方である。

09をいつ厚くするか。索引をどう維持するか。そして、この9つに何を足していくか。——使いながら育てるための章にあたる。

読了の記録はこの端末の中だけに残ります。

📗 読み終えたら、この章の問題で理解を確かめましょう。

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