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CHAPTER 2 導入 読む目安 約5分 / ⚡暗記ボックス 10

導入|第2章 使う順序 — 4年間のどこで何を開くか

この章の狙い

要点: 全部を同時に進めない。

学年ごとに、開くべき教材と、まだ開かなくてよい教材がある。この章は、その配分を決めるためにある。

学年ごとの重心 学年 中心に置く 補助で開く まだ開かない 1年 01 語学 02 文学史、10 作品 04、08 2年 10 作品、07 方法 01、02、03 08 3年 08 理論、07 方法 03、04、05 なし 4年 07 方法(卒論) 全部を引く なし 1年は語学に時間を集める。ここで作った基礎が4年間ずっと効く
学年ごとの重心

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学年ごとの重心

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

学年 中心に置く 補助で開く まだ開かなくてよい
1年 01 語学 02 文学史、10 作品 04・08
2年 10 作品、07 方法 01、02、03 08
3年 08 理論、07 方法 03、04、05、09
4年 07 方法(卒論) 全部を引く

← 横に動かして読めます →

配分の理由

  • 1年は語学に時間を集める。ここで作った基礎が、4年間ずっと効く。
  • 2年で作品を実際に読む。同時に、書き方の作法を身につける。
  • 3年で枠組みを持つ。同じ作品を別の道具で読み直せるようになる。
  • 4年は書く年。新しく読むより、書くための作法に時間を使う。

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1年次

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

やること

  • 01を通す。発音・文法・語彙。単語帳の章を毎日少しずつ。
  • 02をざっと1周する。流れの地図を頭に入れる。細部は覚えなくてよい。
  • 10で、授業に出た作品の章だけ開く。
  • 短編・詩・戯曲を原文で読む。長編は訳で。

⚠️ やらなくてよいこと

  • 04と08は開かない。前提が足りない段階で読むと、用語だけが残る。
  • 原文で長編を通読しようとしない。時間の使い方として効率が悪い。
  • 文学史を暗記しない。引ければよい。

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2年次

やること

  • 10を中心に据える。授業で出た作品を、章を開いてから読む。
  • 07を通す。引用・注・書誌の作法を、レポートを書く前に。
  • 01は語彙を続ける。文法は必要になったときに引く。
  • 03を、作品の年に合わせて引く。通読しなくてよい。

この年の目標

  • レポートで、あらすじと解釈を混ぜない書き方ができるようになる(10・07の領域)。
  • 出典を正しく示せるようになる(07の領域)。
  • 指定された抜粋を原文で精読できるようになる。

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3年次

⊳ この節の問題を解く(1問)

やること

  • 08を通す。理論の枠組みを一通り持つ。
  • 07の精読と詩法の章を、実際に手を動かして使う。
  • 04・05を、必要な範囲で引く。通読しない。
  • 卒論で扱う候補を、10から2〜3作絞る。
  • 本国の外を扱う可能性があるなら、09の第2章と該当地域の章を読む。

この年の目標

  • 同じ作品を、2つ以上の枠組みで読めるようになる(08の領域)。
  • 先行研究を探して読めるようになる(07の領域)。
  • 卒論の領域を決める。ここで09を作るかどうかも決まる。

▲ この章の内容へ

4年次

⊳ この節の問題を解く(1問)

やること

  • 07を手元に置く。構成・注・参考文献の形式を、書きながら確かめる。
  • 10の該当章の「解釈の分かれ目」から、自分の問いを立てる。
  • 03・04・05を、必要な部分だけ引く。
  • 08で、使う枠組みを1つに決める。

⚠️ 4年次にやらないほうがよいこと

  • 新しい作品を読み始める。扱う作品は3年次までに決める。
  • 枠組みを途中で変える。書き直しが大きい。
  • 背景の調査を広げすぎる。必要な範囲で止める(07の領域)。

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毎日と毎週の配分

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

1日1〜2時間で回すなら

  • 語彙 15分。毎日。1年次はここを切らさない。
  • 教材を読む 30分。その週の授業に対応する章。
  • 問題を解く 15分。前に読んだ章の復習として。
  • 原文を読む 30分。進度は気にしない。

週に1回やること

  • 正答率の低い分野を見る。そこが読み直す章にあたる。
  • その週に出た人物・作品を、横断索引で引く(第4章)。
  • 次の週に読む章を決めておく。

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通読するもの、引くもの

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

通読する 引く
01(1年) 03 歴史
02(1年、ざっと) 04 思想
07(2年) 05 芸術
09 語圏(該当地域だけ)
08(3年) 10 作品(該当章だけ)

⚠️ 03・04・05を通読しない

  • どれも20章あり、通読には時間がかかる。
  • 引くために作ってある。早見表から必要な章だけ開く。
  • 例外は、卒論で扱う時代の章。そこは通して読む。

⚠️ この章で混同しやすい形

  • 全部を1年目から並行して進める。語学の基礎が薄いまま先へ行くことになる。
  • 04と08を1年次に開く。前提が足りず、用語だけが残る。
  • 03・04・05を通読しようとする。引くために作ってある。
  • 4年次に新しい作品を読み始める。扱う作品は3年次までに決める。

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進みが遅れたとき

⊳ この節の問題を解く(2問・1枚)

予定どおりに進まないことは前提にしてある。そのときに何を捨てるかを決めておく。

状況 優先して残す 後回しにする
1年で語学が終わらない 01の2〜18章 02の通読、21〜26章の網羅
2年で作品が読めていない 10の該当章と07の6〜8章 03の通読
3年で理論に手が回らない 08の1章と早見表 08の全章の通読
4年で時間がない 07の9章と、記述の章 背景の章の充実

← 横に動かして読めます →

捨てる順序の原則

  • 通読は捨ててよい。引ければよい。
  • 記述と作法は捨てない。ここが薄いと、どれだけ読んでも書けない。
  • 語彙は毎日続ける。止めると戻すのに時間がかかる。
  • 通過チェックが言えない章は、飛ばさずに戻る。

⚠️ 捨ててはいけないもの

  • 07の引用と注の章。形式の不備は、内容と無関係に評価を下げる。
  • 10の該当章のあらすじ。5分で読める。読まずに授業に出る損が大きい。
  • 01の19章。単純過去を知らないままだと、原文の地の文が読めない。

第2章の通過チェック

  • 学年ごとの中心と補助を言える
  • 1年次に開かなくてよい教材を2つ言える
  • 2年次の目標を3つ言える
  • 3年次に決めるべきことを2つ言える
  • 4年次にやらないほうがよいことを3つ言える
  • 通読するものと引くものを、それぞれ4つ言える

▲ この章の内容へ

次章へ

次章は場面から引くである。

授業で作品が指定された。レポートの主題が決まらない。試験が近い。卒論の章を書いている。——それぞれの場面で、どのサイトの何章を開くか。この教材群で最も使う章にあたる。

読了の記録はこの端末の中だけに残ります。

📗 読み終えたら、この章の問題で理解を確かめましょう。

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